飲食店の集客は地元優先!

本日は、飲食店の集客についてお伝えしていきたいとおもいます。

飲食店を経営されている方であれば、売上改善、とりわけ集客に関するお悩みは常に持っているのではないでしょうか。

私がご支援してる中でも一番多い悩みが集客に関することです。

新しいお客さんをもっと取りたい、世の中的にインバウンドが好調なので、もっと外国人に来てほしい、

などなど、どちらかといえば新しいお客さんをどうやって獲得するかというお話が多い気がします。

 

ただ、私がご支援の時に必ずお話するのは、まず集客は地元のお客さんをしっかりつかむことを優先してください、とお伝えします。

なぜかというと、地元のお客さんを大事にしているお店は繁盛している店が多いという点です。

それは一言でいうと、経営すなわち売上の安定基盤を作成することができるからです。

具体的に言うと、

① 地元のお客さんは来店頻度が遠方客に比べて高い、すなわち固定客になるので売上が安定する

② 地元のお客さん同士で評判となり、少しずつ遠方のお客さんに広がっていく

③ 遠方のお客さん獲得に比べて、獲得コストが安い

という3点があげられます。

一つずつ、詳しく見ていきます

① 地元のお客さんは来店頻度が遠方客に比べて高い、すなわち固定客になるので売上が安定する

地元のお客さんは物理的に場所が近いので、来店頻度は必然的に上がります。

遠方客はほとんどが新規のお客さんになります。

新規のお客さんに頼っているお店であれば、天候が悪い日や平日など暇な日によっては、

売上がゼロもしくはそれに近い日も出てくるはずです。

それが来店頻度の高い地元のお客さんを大事にしているお店であれば、最低限の売上を確保できるようになります。

もちろん、既存のお客さんだけで売上が十分に上がるわけではないので、

新規のお客さんの獲得は重要ですが、まずは地元のお客さんに目を向けて、最低限の安定した売り上げを

確保した上で、新規のお客さんの獲得を目指すのがよいかと思います。

 

② 地元のお客さん同士で評判となり、少しずつ遠方のお客さんに広がっていく

こちらは一言でいえば、評判が評判を呼ぶということです。

インターネットでの口コミも大事ですが、やはり自分の知人から聞く情報に勝るものはないですよね。

また、当たり前ですが、地元のお客さんを満足させられないお店であれば、新規のお客さんが来ても

満足できるはずもありません。

そのため、まずは地元のお客さんの声を聴き、様々な料理やサービスを充実させていくことで、

お店のレベルが自然と上がっていくはずです。

 

③ 新規のお客さん獲得に比べて、獲得コストが安い

これも経営を安定化させるためには非常に大事な観点になります。

新規のお客さんであれば、チラシをまく・インターネットで広告を出すなどして、何かしらのPRを

しないと中々、安定した集客は見込めません。

しかも、それらの手段は数万円のものもあれば、数十万円になることもあります。

さらにそのお客さんたちがリピーターにならなければ、その費用はずっと続くことになります。

それでは経営は成り立ちません。

 

これが地元の人となるとどうでしょうか。

お店の前に看板を出す、店頭や周辺でチラシをまく、など費用は割安で済みます。

しかも、②でご説明したようにその人たちがリピータになれば、コストはほぼゼロです。

地元の人達限定で少しぐらい料理サービスやドリンク1杯無料にしたところで、新規のお客さんの獲得コストよりも安く済みます。

 

 

以上、いかがでしたでしょうか。

私がご支援させて頂く飲食店でもまずは、地元のお客さんの集客・リピート化に取り組み、

そのあとで、徐々に商圏を広げるということをご提案させて頂いています。

この内容は飲食店だけでなく、小売店やホテル、旅館でも同じことがいえると思いますので、

ぜひご参考にしてみてください。